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デジタルガレージ、サンフランシスコで開催のIoT関連イベント「SOLID 2015」に出展 稲作農家のためのクラウドサービス「techrice」のプロトタイプを初公開

2015.06.23

株式会社デジタルガレージ(東証 JASDAQ 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役グループCEO:林 郁、以下:DG)は、2015年6月23日〜25日に、O’Reilly Media社の主催で米国サンフランシスコにおいて開催される、ハードウェアやIoTに関連するカンファレンス「SOLID 2015」(以下:SOLID)に出展します。DGがSOLIDに出展するのは、初開催だった2014年に続き2回目です。

今回のSOLIDでDGは、センサーネットワーク技術を活用した稲作農家のためのクラウドサービス「techrice」のプロトタイプを展示します。techriceは低電力消費のセンサーネットワーク技術を活用して、水田の水位や気温、湿度などを世界中のどこにいてもスマートフォンでリアルタイムに確認できるサービスです。農業従事者の高齢化が進む過疎地域などでの利用を想定し、遠隔地にある水田の管理にかかる手間の軽減を目的に開発しました。プロトタイプでは、水田に設置する専用装置に搭載した超音波センサーで水位を測定し、WiFiと携帯電話網を経由してインターネット上のサーバーに数秒おきにデータをアップロードする仕組みを採ります。将来は、BLE(Bluetooth Low Energy)といった消費電力の低い通信方式を使うことなどを検討しています。現在、千葉県鴨川市の農家の協力を得てプロトタイプを水田に設置し、実地データの収集や、電波、バッテリー、電波伝送など様々な課題の検証を行っています。今後は、農機具メーカーとの共同研究などを視野に入れながら、プロトタイプの完成度を高める予定です。また、techriceの開発を通じて培ったセンサーネットワーク技術やIoT技術を、農業以外の分野に活用することを予定しています。

【SOLID 2015について】
SOLIDは米国サンフランシスコで開催するIoT分野(Internet of Things)をテーマとした最新技術とプロダクト、コンセプトの展示会です。米オライリーメディア社が主催し、DGの共同創業者でMIT Media Lab所長の伊藤穰一が運営委員を務めています。2014年の初開催には、ロボット、3Dプリンター、発電システムなど次世代プロトタイプが展示されました。今回のSOLIDでDGは、会場内に設けたブースにおいて、techriceやサンフランシスコのインキュベーションセンター「DG717」について展示をします。

・開催テーマ: 「ハードウェア、ソフトウェア&IoTの融合」
・開催時期: 2015年6月23日(火)〜25日(木)
・開催場所: 米国サンフランシスコ市Fort Mason Centre
・主催者: O’Reilly Media, Inc.(オライリーメディア)
・SOLID公式HP:http://solidcon.com/internet-of-things-2015

techrice:www.techrice.jp
DG Future Lab:http://www.fljapan.com/