インターネットの歴史と共に歩み続けてきた私たちデジタルガレージは、創業間もない頃から、失敗するリスクをいとわず新たなことに挑戦する精神を「ファーストペンギン・スピリット」と呼び標榜してきました。海の中にいる獲物を得るために自らを危険にさらして、氷床から真っ先に飛び込むペンギンになぞらえたものです。「デジタルガレージ ファーストペンギンアワード」は、こうした精神を体現しながら、科学技術、芸術、文化、スポーツといった分野で世界を舞台に独創的な活動を続けつつ後進の育成に積極的に取り組んでいる方を讃え、今後の活動を支援することを目的に設立しました。
ファーストペンギンそのままに、アワードのロゴは今まさに飛び込もうとするペンギンをモチーフとし、デザインしています。シンプルで分りやすいことを重視しており、受賞する方々の勲章となるように思いを込めて制作しました。
副賞のトロフィーも、ペンギンが飛び立つ氷山からインスパイアを受けたデザインにしています。
選考委員による候補者選定を経て、2017年8月に受賞者発表及び受賞式を開催しました。
最先端のテクノロジーを駆使した音楽活動、
インターネットの波に乗った枠にとらわれない独創的な挑戦、
社会への貢献や後進の育成にあたる姿勢を評価
2017年 受賞者坂本龍一氏
AWARD RECIPIENT'S MESSAGE
“これからも大海原に飛び込みたいと思っている”
「デジタルガレージ ファーストペンギンアワード 2017」は坂本 龍一氏に授与。坂本 龍一氏は、デビュー直後から世界を舞台に最先端のテクノロジーを駆使した音楽活動を展開し、日本初のインターネットライブやソーシャルメディアを活用したプロジェクト「skmtSocial Project」などのインターネットの波に乗った枠にとらわれない独創的な挑戦を続けています。近年では、森林保全団体「more Trees」や、東日本大震災被災地の幼稚園・小・中・高校に対して、学校楽器備品の点検・修理や音楽活動支援を行う「こどもの音楽再生基金」を設立。楽器修復を終えると「東北ユースオーケストラ」を設立し音楽を通じた被災地支援を続けています。また、テレビやWebを通じて音楽の魅力を語り、教え、演奏する音楽番組を展開しています。こうした枠にとらわれない独創的な挑戦、自身の経験をもとにグローバルな視野に立って後進の育成にあたる姿勢が「デジタルガレージ ファーストペンギンアワード 2017」にふさわしいと判断しました。「デジタルガレージ ファーストペンギンアワード 2017」の授賞式は、2017年8月29日に開催されました。
サッカー選手という枠に留まらず、自身の体験をもとに
グローバルな視野に立って後進の育成や社会における貢献を評価
2016年 第1回受賞者本田圭佑氏
AWARD RECIPIENT'S MESSAGE
“シュートなくしてゴールはない
失敗を恐れず、ミスショットから学ぼう”
第1回目となる今回はサッカー日本代表の中心選手で若手選手の育成に力を入れる本田圭佑氏に授与。本田 圭佑氏は、サッカー日本代表や世界有数のサッカーチームであるACミランで主力選手として活躍する一方で、2015年にオーストリアのサッカー3部リーグに所属するSVホルンを買収しクラブの経営を始めたほか、日本でも「世界で通用する選手の育成」という目標を掲げ、幼稚園・小学生を対象とした「SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL」を全国で約60校展開。また中学生チームを4チーム、高校生チームを1チーム持ち、サッカーを通じた人材育成に取り組んでいます。こうした現役選手でありながら従来の「サッカー選手」の枠にとらわれず、自身の体験をもとにグローバルな視野に立って後進の育成に当たる姿勢は、第1回のデジタルガレージ ファーストペンギンアワードにふさわしいと判断しました。ファーストペンギンアワードの授与式は、7月に東京で開催予定の弊社カンファレンス「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2016 TOKYO」に併せて開催されました。